相続に関するお役立ち情報
【専門家比較】相続手続きは専門家に依頼すべき?行政書士・司法書士・税理士・弁護士の違いと選び方
身近な方が亡くなった際、避けて通れないのが相続手続きです。
しかし実際には、相続手続きの相談先や進め方が分からず、
「相続手続きは誰に相談すればよいのか」
「司法書士や税理士、弁護士の違いが分からない」
と不安を感じている方も多くいらっしゃいます。
相続には、法律や登記、税金などといった異なる分野の専門知識が求められます。
それぞれの専門家には得意とする分野があり、状況に合わせて最適な専門家に相談することが、スムーズな解決への近道となります。
この記事では、相続手続きに関わる行政書士・司法書士・税理士・弁護士それぞれの役割や違いを整理し、ご自身の相続状況に応じた適切な専門家の選び方や、専門家に依頼するメリット、自分で専門家を探す際の注意点を分かりやすく解説します。
✅ 行政書士・司法書士・税理士・弁護士の業務範囲と得意分野の違い
✅ 自分の相続状況において、どの専門家に頼むべきかの判断基準
✅ 相続手続きを専門家に依頼することで得られるメリット
✅ 自分で専門家を探す際に注意すべきリスクと失敗しない選び方
◎ 相続が発生したが、何から手をつければいいのか分からない
◎ 不動産の登記や相続税の申告が必要だが、自分で行う時間や自信がない
◎ 複数の専門家がいる中で、誰に依頼するのが一番効率的か知りたい
◎ 親族間で意見が分かれており、トラブルに発展しそう
主要な4士業の業務範囲比較表
相続手続きに関わる4つの士業について、一般的な業務範囲を整理しています。
まずはこの表を参考に、ご自身のお悩みがどの範囲に該当するか、確認してみましょう。
| 対応する手続き | 行政書士 | 司法書士 | 税理士 | 弁護士 |
| 戸籍取得 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 相続関係説明図作成 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 残高証明書取得(預貯金・証券) | ○ | × | × | × |
| 準確定申告 | × | × | ○ | × |
| 遺産分割協議書作成 | ○ (紛争性がない場合) | ○ (紛争性がない、かつ相続登記が含まれる場合) | ○ (紛争性がない、かつ税申告上必要な場合) | ○ (紛争性がある場合) |
| 遺産分割調停 | × | × | × | ○ |
| 相続税申告 | × | × | ○ | × |
| 預貯金の解約・証券の名義変更 | ○ | ○ | × | ○ |
| 不動産の名義変更(相続登記) | × | ○ | × | ○ |
※ 実際の手続きでは、複数の専門家が連携するケースも多く、必ずしも単独で完結するとは限りません。
手続きの内容によって、必要な専門家は異なります。
ティアの相続サポートなら、複数の士業が必要な場合も、最適な専門家をまとめてご案内いたします。
各専門家の役割と得意分野
表の内容を踏まえ、それぞれの専門家がどのようなケースで力を発揮するのか、より掘り下げて解説します。
行政書士の役割:書類作成と手続きのサポート
行政書士は、官公署に提出する書類の作成を行う専門家です。
相続においては、相続人同士で争いがない場合に、戸籍謄本の収集(相続人調査)や遺産分割協議書の作成といった、主に書類作成の面でサポートを行います。
ただし、途中で意見の対立が生じた場合には、対応できる範囲が限られる点に注意が必要です。
自動車の名義変更が含まれるケースなどで、書類作成を中心とした対応が可能です。
司法書士の役割:不動産登記のプロフェッショナル
司法書士の最大の特徴は、法務局への登記申請を代理できることです。
相続財産に自宅や土地などの不動産が含まれている場合、司法書士への依頼が必要となるケースが多いといえます。
2024年から相続登記が義務化されており、一定期間内に登記申請を行う必要があります。
期限の管理や複雑な書類作成に不安があるなら、まずは司法書士への相談を検討してみるのが良いでしょう。
不動産の名義変更に関連する手続きを確実に進めたい場合、司法書士は最も頼りになる専門家です。
税理士の役割:相続税申告を担う唯一の窓口
相続税の申告が必要な場合、相談先は税理士となります。
税理士は財産評価を行い、小規模宅地等の特例など相続税に関する各種制度の適用可否を専門的に判断したうえで、相続税額の算出と申告を行います。
将来の相続まで見据えた資産状況の把握や、円滑な納税準備を相談できるのは税理士ならではの強みです。
弁護士の役割:紛争解決と法律の専門家
弁護士は、他の相続人との交渉や、家庭裁判所での調停・訴訟対応を代理できる専門家です。
すでにトラブルが発生している場合だけでなく、話し合いが難航しそうな段階で相談されるケースもあります。
遺産分割の内容で揉めている場合や、家庭裁判所での調停が必要な場合は弁護士の出番となります。
弁護士は、法的な紛争について代理人として対応できるため、相続人間でトラブルが生じている場合や、そのおそれがある場合に重要な役割を果たします。
相続手続きを専門家に依頼するメリット
専門家に依頼することで、手続きの負担軽減や安心感につながる場合があります。
ただし、相続内容によっては費用対効果を慎重に検討することも重要です。
手続きが正確かつスピーディーに進む
相続手続きには、状況によっては多くの戸籍収集や正確な書類作成が求められます。
慣れない方が行うと書類に不備が出やすく、何度も役所を往復することになりかねません。
専門家は、一般的に必要書類を効率よく収集し、不備が生じにくい形で書類を作成するため、結果として手続きがスムーズに進みやすくなります。
精神的な負担と時間の大幅な削減
大切な方を亡くされた後は、葬儀や法要などで忙しく、精神的にも余裕がない時期です。
そのような中で複雑な法律用語や期限に追われながら手続きを進めるのは、大きなストレスとなります。
専門家に依頼することで、心の安らぎを保つことができます。
トラブルの発生リスクを抑え、公平性に配慮した分割をサポート
専門家が客観的な立場で関与することで、相続内容を整理しやすくなる場合があります。
ただし、専門家が関与していても、相続人同士の意見対立が完全に解消されるとは限らない点には留意が必要です。
また、税務や法律の観点から適切な助言が得られるため、後から思わぬ追加課税が発生したり、遺留分を侵害していたりといった問題が発生するリスクを最小限に抑えられます。
自分で専門家を探す際のリスク
最近ではインターネットで手軽に士業を検索できますが、相続分野に精通した専門家を個人で見極めることは簡単ではなく、いくつかの注意点があります。
分野や相性の不一致
士業にはそれぞれ得意分野があります。
例えば、税理士であっても法人の顧問がメインで相続税の手続きには詳しくないというケースもあります。
自分で探す場合、その専門家が本当に相続手続きの経験が豊富かどうかを判断するのが難しく、ミスマッチが起きる可能性があります。
費用の不透明さ
ホームページに記載されている料金体系が最低価格のみであったり、追加費用が複雑だったりする場合、最終的な支払額が想定を大きく超えてしまうことがあります。
複数の専門家から見積もりを取って比較するのにも、膨大な時間と労力がかかります。
信頼性の確認が困難
資格を持っているからといって、必ずしも丁寧な対応をしてくれるとは限りません。
連絡が遅い、説明が難しくて分からないといった不満を抱えても、一度依頼してしまうと断りづらく、負担を抱えながら手続きを進めることになりがちです。
専門家選びで後悔したくない方へ。
私たちは、実績と人柄を重視して厳選した専門家のみをご紹介しています。
まずはティアの相続サポートスタッフにお悩みをお聞かせください。
ティアの相続サポートが選ばれる理由
ティアの相続サポートでは、こうした専門家選びの不安を解消し、お客様の状況に最も適した専門家をご紹介しています。
厳選された専門家ネットワーク
相続手続きの実績が豊富で、親身になって相談に乗ってくれる信頼できる専門家のみと提携しています。
状況に合わせた最適なマッチング
不動産の名義変更があるから司法書士を、適正な税申告のために税理士を、揉めているから弁護士を、といったお客様一人ひとりの課題にぴったりの専門家をご紹介します。
相談窓口がある安心感
複数の士業が必要な複雑なケースでも、ティアの相続サポートが窓口となることで、お客様が個別に探し回る手間を省きます。
相続手続きの専門家選びに関するよくある質問
相続の手続きを誰に依頼すべきか、多くの方が疑問に思うポイントを回答形式でまとめました。
Q. 結局、最初に誰に相談するのが一番効率的ですか?
A. 相続財産の内容によりますが、自宅や土地など不動産の名義変更がある場合は司法書士、相続税の申告が必要になりそうな場合は税理士に相談するのがスムーズです。もし、何が必要か全く分からないという段階であれば、複数の士業と連携している紹介サービスを利用することをお勧めします。
Q. 費用が一番安く済むのはどの専門家ですか?
A. 一般的に、書類作成のみを請け負う行政書士が比較的安価な傾向にあります。
ただし、不動産の名義変更が必要な場合は司法書士に、税務申告が必要な場合は税理士に依頼しなければならず、最終的な総額は「何の手続きが必要か」によって決まります。
目先の報酬の安さだけでなく、必要な手続きを漏れなく一括で依頼できるかどうかで判断することが、結果的なコストを抑えるポイントです。
Q. 一人の専門家に全ての手続きを任せることはできますか?
A. 各士業には法律で定められた独占業務があるため、一人の専門家が全てを完結させることは困難です。
例えば、司法書士が相続税の申告書を作成することはできませんし、税理士が法務局への登記申請を代理することもできません。
そのため、複数の士業がチームとして連携している事務所や、窓口を一本化してくれる紹介サービスを通じて依頼するのが最も効率的です。
Q. 自分でできる手続きと専門家に任せるべき手続きの境界線は?
A. 戸籍謄本の収集や預貯金の解約などは、時間と根気があればご自身で行うことも可能です。
しかし、不動産の名義変更や相続税の申告、遺産分割協議書の作成などは、専門知識がないと不備が生じやすく、後々のトラブルに繋がるリスクがあります。
特に、期限が定められている手続きについては、早めに専門家へ相談することをおすすめします。
Q. すでに親族間で話し合いがまとまっている場合でも弁護士は必要ですか?
A. 相続人全員が分割内容に合意しており、争いの火種がないのであれば、高額な報酬が発生する弁護士に依頼する必要性は低いです。
その場合は、登記であれば司法書士、書類作成であれば行政書士、税申告であれば税理士に依頼する方が、費用を抑えつつ正確に手続きを進められます。
補足・注意事項
相続手続きは、財産の内容や相続人の状況によって必要な対応が異なります。
本記事は一般的な考え方を整理したものであり、すべてのケースに当てはまるものではありません。
実際にどの専門家へ依頼すべきかは、個別の事情に応じて判断する必要があります。
自分の場合は誰に依頼すべきかお困りの方は、ぜひティアの相続サポートにお問い合わせください。
まとめ
相続手続きは、その内容によって依頼すべき専門家が異なります。不動産の名義変更があれば司法書士、相続税の申告が必要なら税理士、親族間で揉めているなら弁護士、という切り分けが基本です。
自分で一から専門家を探し、その実力や相性を見極めるのは簡単ではありません。
相続手続きをどこまで専門家に任せるかは、財産内容や相続人の状況によって異なります。
自分で対応できる部分と、専門家の力を借りた方がよい部分を整理し、ご自身にぴったりの進め方を、一緒に見つけていきましょう。
相続の手続きは一生に何度も経験することではありません。
専門スタッフが親身に対応いたしますので、まずは資料請求からでもお気軽にお問い合わせください。
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「どの専門家に頼めばいいのか判断できない」
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ティアの相続サポートでは、専門の相談スタッフがお客様のお話を丁寧にお伺いしたのち、お客様に合った専門家をご紹介し、状況に応じて最適な進め方をご案内いたします。



