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【行政書士監修】遺言書がない相続の基本と流れ|初めてでも迷わない手続きガイド

2026年01月28日 遺言

相続では、相続人調査や財産の把握、遺産分割協議、名義変更など、慣れていない方には分かりにくい手続きが続きます。
特に、相続人が多い・財産が複数ある・不動産が含まれているなどの場合は、専門家に相談することで負担を大きく減らすことができます。
ここでは、遺言書がない場合でも迷わず相続手続きを進められるよう、相続開始から名義変更までの流れを整理しながら、注意点や相談のタイミングをわかりやすくまとめました。

【この記事で分かること】
✅ 遺言書がない相続の基本ポイント
✅ 相続人の範囲と法定相続分
✅ 相続手続きの全体像(相続開始から名義変更まで)
✅ トラブルが起きやすい場面と対処法
✅ 相続手続きをスムーズに進めるためのポイント
【こんな人におすすめ】
◎ 遺言書がなく、何から始めるべきか分からない
◎ 自分が法定相続人に当たるか知りたい
◎ 相続の流れを整理して理解したい
◎ 相続トラブルを避けたい
◎ 相続手続きを効率よく進めたい

専門家がサポートできる手続き

相続に関する手続きは多岐に渡り、初めての方には大きな負担になることが多いです。
次のような場合は、専門家に依頼することで時間と労力を大幅に減らすことができます。

• 相続人調査(戸籍取得)
• 財産調査(複数の金融機関・不動産がある場合など)
• 遺産分割協議書の作成
• 不動産の相続登記
• 相続税申告

専門家によるサポートは、ミスや抜け漏れを防ぎ相続人同士の調整役としても機能します。


遺言書がない相続|最初に理解したい基本事項

遺言書がないとどうなるか

遺言書がない場合、遺産の分配は法律に定められた法定相続分に基づいて進められます。
また、遺産の分け方は相続人全員で行う遺産分割協議が必要になります。

法定相続人の範囲

民法で定められている法定相続人は次の通りです。

配偶者(常に相続人)
• 第1順位:(子が死亡しているときは孫が代襲相続 ※)
• 第2順位:父母などの直系尊属
• 第3順位:兄弟姉妹(甥・姪まで代襲相続)

※ 代襲相続とは … 本来相続人となるはずだった人が、相続開始前に死亡しているなどの理由で相続できない場合に、その人の子などが代わりに相続人となる制度です。

法定相続分の例

• 配偶者と子   :配偶者1/2、子1/2(人数で等分)
• 配偶者と父母  :配偶者2/3、父母1/3(人数で等分)
• 配偶者と兄弟姉妹:配偶者3/4、兄弟姉妹1/4(人数で等分)
• 子と父母    :子(下位の親族は相続人になれない)


遺言書がない相続の流れ|相続開始から名義変更まで

相続の手続きは、順を追って進めることでスムーズになります。
ここでは、全体の流れを時系列で解説します。

遺言書がない相続の流れ

  1. 相続開始と死亡届の提出
     相続は、被相続人が亡くなった日から開始します。死亡届は、死亡の事実を知った日から7日以内に提出します。
  2. 相続人を確定する(戸籍の収集)
     遺言書がない相続では、まず相続人を確定します。
     そのために、被相続人の出生から死亡までの戸籍(戸籍謄本・除籍謄本・改製原戸籍謄本)が必要です。
  3. 財産調査(プラスとマイナスの財産)
     財産の全体像を把握することは、遺産分割や名義変更に欠かせません。
     【 主な財産例 】
      • 預貯金
      • 不動産
      • 有価証券
      • 自動車
      • 貴金属
     負債が多いと予想される場合、相続放棄を検討します。
     相続放棄の期限は、自己のために相続の開始があったことを知った日の翌日から3か月以内です。
  4. 遺産分割協議
     遺産の配分は、相続人全員の合意が必要です。
     【 主な協議内容 】
      • 誰が何を相続するか
      • 不動産の扱い
      • 預貯金の分け方
      • 負債の扱い
     合意に至らない場合、家庭裁判所の調停や審判に進むことがあります。
  5. 遺産分割協議書の作成
     協議内容を文書にまとめ、相続人全員の署名押印を行います。
     不動産の相続登記でも必要となる書類です。
  6. 名義変更や各種手続き
     協議内容に基づき、財産の名義変更や払戻しを行います。
     【 代表的な手続き 】
      • 不動産の相続登記(2024年4月から義務化。遺産分割協議の後に不動産を取得した場合には、遺産分割が成立した日から3年以内の申請が必要)
      • 預貯金の払戻し
      • 証券口座の名義変更
      • 自動車登録の変更
  7. 相続税の申告(該当する場合)
     相続税申告が必要な場合は、自己のために相続の開始があったことを知った日の翌日から10か月以内に行います
     基礎控除額の計算式:3000万円 +(600万円 × 法定相続人の数)
     基礎控除額以下  →相続税はかからず、申告も不要
     基礎控除額を超える→相続税がかかるため、申告が必要
     ※10ヶ月以内に申告が間に合わなかった場合には「無申告加算税」「延滞税」が科せられる可能性があります。

遺言書がない相続で起きやすいトラブルと対処法

意見がまとまらないケース

不動産中心の相続の場合、分配が難しく意見の対立が起きやすい傾向にあります。
意見がまとまらない場合は家庭裁判所の調停を利用します。

財産が多く整理しきれないケース

複数の金融機関や不動産がある場合、調査に時間がかかることがあります。
専門家のサポートを利用することで効率化できます。

相続人が遠方に住んでいるケース

連絡不足が原因で誤解が生じることもあります。
情報共有方法を事前に統一しておくことが大切です。


専門家に相談するメリット

手続きの負担が大きく減る

膨大な書類収集金融機関とのやり取りを代行してもらえます。

ミスや抜け漏れを防げる

相続は専門知識が必要な場面が多く、経験豊富な専門家が確認することで正確性を高められます。

相続人間の調整役になる

相続人同士で話し合いが難しいとき、第三者が入ることで協議が進みやすくなります。


相続手続きをスムーズに進めるためのポイント

• 必要な戸籍や財産情報を早めに集める
• 相続人同士の連絡を密に行う
専門家の力を借りて負担やトラブルのリスクを減らす


まとめ

遺言書がない相続では、相続人の確定、財産の調査、遺産分割協議、名義変更など、多くのことを順番に進めていく必要があります。
全体の流れを理解しておくことで、初めての方でも迷わず手続きを進めることができます。

不安がある場合や作業量が多いと感じるときは、早めに専門家に相談することで、トラブルを避けつつスムーズに相続手続きを完了できます


まずは専門家に相談してみませんか?

相続手続きは、一度きりの重要な手続きであり、やり直しが難しいものです。
「どこから手をつけたらいいのか不安」
「必要な書類が分からない」
「相続人同士で意見が合わない」

このような悩みは専門家がサポートいたします。
初回相談は無料です。


手続きに詳しい専門家をご紹介し、状況に応じて最適な進め方をご案内いたします。

(記載内容は2026年1月1日までの法改正に基づいています)

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